かがくする心
こんにちは!
垂水せんしん保育園は住宅街にありますが
保育園近くの道路(垂水妙法寺線)に並んでいるイチョウの木から
蝉の鳴き声が保育園まで聞こえてきます。
昨日「お父さんが見つけてくれた~」と
登園時に見つけた蝉の抜け殻を持って来た4歳児。
「そっと持たないとつぶれていまうよ」
子どもたちは、蝉の抜け殻ということは
わかっていても、蝉がどのようにして
抜け殻から出てくるのかなど、過程は知りませんでした。
ほし・にじ組(4・5歳児)の子どもたちです。
今日も「お庭で見つけた‼」と蝉の抜け殻を持って
来てくれました。
子どもたちが蝉の抜け殻に興味深々で、観察をしている
姿を見て、先生は幼虫が地上に出てきて成虫になる
『羽化の瞬間』を子どもたちに見せてあげたいと
思い環境を整えました。
つき・ほし・にじ組(3・4・5歳児)合同で
『蝉の羽化』上映会が始りました。
自然の中で羽化の瞬間に触れることができる
体験ができたら一番良いのですが
なかなか、その瞬間に出会えるのは難しいようです。
日常の生活の中で、昆虫を目にする機会が
少なくなってきたと感じます。
子どもたちは、自然から多くのことを学びます。
そんな環境を敢えて用意し、子どもたちに出会わせて
あげることも、保育者の役割ではないかと感じています。
蝉の抜け殻ですが、出会った時の子どもたちの
目はとても輝いていました。
蝉の羽化の瞬間はとても美しく
生命の力強さを感じられました。
蝉は土の中で7年過ごし、成虫になったら
1週間しか生きることができないことを
先生から聞いた子どもたちは「えっ、なんで?」
「あんなに、頑張って蝉に変身できたのに・・・」
と呟いていました。
日々の保育の中で、「不思議だなぁ」
「おもしろい!」「もっと知りたい!」などという
知的好奇心を働かせながら、見て、感じ取り
考えることをしながら子どもたちは
自ら環境にかかわり遊んでいます。
そこでの気づきや感動を、友だちや先生と
伝えあい、楽しんだりしながらいろいろなことを学び
「かがくする心」が芽生えていきます。
垂水せんしん保育園では
「かがくする心」を育むことを大切にしています。